ねこの習性

ねこの習性
 
ねこは根本的に人に
服従することはありません。
 
従順で良く馴れますが、
犬と比べると行動は自己中心的で、
服従心は少なく、飼い主との関係は
対等もしくは上位に位置します。

したがって、
ねこの行動(意思)に人間があわせることになります。

人間の都合でねこを抱き上げたりする行為は、
ねこにとって大変なストレスになります。
 
ねこは警戒心が強く、
自己の縄張りを主張し、守ります。
半径500ｍほどの縄張りを持ち、
マーキング（尿のスプレー、
足の裏や側頭部をこすりつけるなど）をして
縄張りを主張し、侵入者があれば
激しく威嚇、時には攻撃して守ります。
 
ねこは動く物に興味を持ち、
追う、つかまえる、遊ぶ、なぶる習性があります。
狩をしていた野生の本能が残っていて、
ネズミや小鳥、金魚などの小動物にも
興味を示しますので、

それらをねこと一緒に飼っている
場合や近所で飼育されている場合は、
注意と配慮が必要です。
 
 
ねこは爪をとぎます。
 
家具や柱で爪とぎをします。
飼い主としては困るものですが、
これも習性の1つで、
どんな猫でも行う自然な行動です。

無理にやめさせることは
適当ではありません。

代わりに、爪とぎ用の
板切れなどを用意してやりましょう。

爪とぎには２つの意味が
あると言われています。
ひとつは、古い爪のサヤを削り落とし、
鋭い爪をを維持して、外敵から身を守るため、
もうひとつは、足先のにおいをこすりつけ、
ここは自分の場所であるという
マーキング行動です。
 
 
ねこは群れをつくらず、
どちらかといえば孤独を好みます。
犬とは違い、発情期以外は単独行動をします。
人間の勝手な解釈で、１匹では寂しいだろうと、
室内で多頭飼いするのは、
かえってねこにストレスを
与えているかもしれません。

なお、同じ地域に棲むねこ同士が
一箇所に集まる光景を見かけますが、
これは縄張りを共有するねこ同士が、
お互いの匂いを交換し合い、
出会ってもけんかをしないように
するためだと言われています。
 
ねこは拘束されることを嫌います
 
子ねこのときから室内犬のように、
ケージ等に収容する習慣をつけると、
室内だけでも飼うことができますし、
リード（ひも）をつけて
散歩させてている愛猫家も
少なくありませんね。


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