フェリウェイについて

フェリウェイについて

ハッピーなネコの秘密はフェリウェイです。

●ストレスによってネコが示す行動は，ネコにとっては正常な行動であっても，
残念ながら人間にとっては【問題となる行動】になる場合があります。
フェリウェイは，環境の変化によって起きるネコのストレスに関連した問題を自然に解決します。
また、フェリウェイは尿マーキング、問題のある爪とぎ、
車での移動中に起こすような望ましくないネコの
問題行動の防止や抑制にも効果的です。

当たり前の事ですが、ネコにとってストレスを感じない環境とは慣れ親しんだ環境なのです。
フェリウェイは慣れない環境(新しい家、ペットホテルなど）や
ストレスを感じる環境（入院用のケージ、移動用バスケット、車内など）に
おかれている猫に安心感を与えます。

●フェリウェイは猫のフェイシャルフェロモンの合成類緑化合物を製品化したものです。
フェイシャルフェロモンは猫の顔面から分泌され、
すでに探索済みで脅威をもたらさない事が分っている周囲の環境内にある物体、
人間、他の動物などに猫がこすりつけるものです。

●飼主や猫にとって病院に来る事（ケージでの移動）が苦痛にならないようにするために、
すでに沢山の動物病院でフェリウェイの使用が勧められています。
フェリウェイを使用することによって、
猫は普段と変わらない落ちついた行動をとるようになります。


●移動時に発生する問題に対するフェリウェイの試験結果
猫５８頭（去勢３０頭、避妊２４頭、雄２頭、雌２頭）を
無作為に２群（フェリウェイ群、対照群）に
分けて試験を行い、結果をスコア－化しました。

供試猫は８品種、年齢１～７歳でした。
フェリウェイ群ではそれぞれの移動用ケージに、猫を入れる３０分前に
フェリウェイを８ヶ所にスプレー（四隅に各１回、天井、床に各２回）しました。

【結論】
　フェリウェイを使用することにより、
身体に見られる反応と、行動に見られる反応が抑制されました。

●新しい環境やストレスをもたらす環境に置かれた猫を落ち着かせる為に使用した試験結果
猫を入院用ケージ（新しいストレスの多い環境）に入れ、
猫が深索行動と摂食行動を開始する前に至るまでに要した時間を測定しました。

日常的な外科手術のために入院した５６頭の健康な猫を次のような
無作為に各ケージに１頭ずつ割り当てました。

１．フェリウェイ群・・・ケージの四隅と敷物にフェリウェイをスプレー

２．天然フェロモン群・・・ケージの四隅と
敷物に各々猫の天然フェイシャルフェロモンを塗布

３．対照群・・・無処理
・深索行動：ケージ内を深索
・摂食行動：食物に対する関心の呈示（ボウルをなめる。ボウルを嗅ぐ。）

【結論】
フェリウェイを使用することにより、約８倍早く深索行動が現れ、
約５倍早く摂食行動が現れることを示しました。


●尿マーキング（反応型マーキング）に関するフェリウェイの試験結果
尿マーキングをする猫６１頭について、フェリウェイの試験を行いました。
（去勢２９頭、避妊２２頭、雄９頭、雌１頭）
猫は７品種、年齢１～６．５歳であり、
１．５～３ヶ月間尿マーキングが観察されていました。
家の中で尿マーキングされたすべての場所と突き出た物体にフェリウェイを
１日１回１スプレーしました。この処置を２８日間続け、
再発について４９日間追跡モニターを行いました。
この期間中フェリウェイ以外の処置は行いませんでした。

【結論】
・フェリウェイを２８日間使用することにより、
９５％以上の猫が尿マーキングをしなくなりました。
・試験期間中に尿マーキングの再見は見られませんでした。

●問題のある爪とぎに対するフェリウェイの試験結果
５３頭の猫に、各爪とぎ場所に１日１回２８日間フェリウェイをスプレーし、
試用期間中並びに使用中止後７週間（計７７日間）にわたって行動を観察しました。

【結論】
・フェリウェイの猫を精神的に落ち着かせる作用によって、
爪とぎを抑制しました。
・フェリウェイを２８日間使用したところ、
情緒不安定により特定期間に爪とぎをしていた猫の
９６％が爪とぎをやめました。


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